マイクロスコープを使った歯科治療の現状

マイクロスコープを使った治療は、歯や歯茎を拡大して見ることができ、とても鮮明な状態で患部を見ながら治療することができます。



ただ、メガネのように使えるほど単純なものではないので、マイクロスコープを使用した治療には非常に時間と手間がかかるのが現状です。


この機器ををある程度に使いこなせるまでには、歯科医師の免許を持っていても改めて講習を受けてトレーニングを積んで更に臨床での経験を積むことが必要になってきます。



また、医療用の顕微鏡であるこの機器は非常に高額な歯科医療の機器であるため、歯科用のマイクロスコープを導入している歯科医院はわずか数パーセントに留まっています。



そのため、マイクロを使用しての治療は自由診療になっていることがほとんどです。

保険診療も全てマイクロスコープで行うことになると、マイクロスコープを複数台購入する必要もあり、また1日に歯科医師一人当たりが診療できる人数も10人以下に限定されてしまいますので、医院の経営はとても厳しいものとなります。
このような事情からこの機器を使用しての治療は自由診療にならざるをえないのです。しかし、マイクロ機器を使用しての治療は、精密さが格段に違い、根幹治療でも数年後に細菌感染して痛みが再発するリスクをかなり下げることができるのは確かです。丁寧に時間をかけた治療は再発を防止し、歯の寿命そのものを延ばすことは患者さんにとってもメリットが多い治療と言えます。